2023年10月11日
【会員企業の活動】重症心身障害児(者)施設のイベントにボランティア参加
東京都多摩市にある島田療育センターは、1961年に開設された日本で最初の重症心身障害児(者)施設です。当時の東京都遊連の副会長で日本橋遊技場組合の組合長だったホール経営者、故・島田伊三郎氏が、現在の多摩センター駅近くの土地を私財を投じて確保した場所に建てられました。現在では約240名の方が入所して生活をされるなど、地域における障害児(者)療育支援サポートセンターとしての役割を担っています。
その島田療育センターにおける地域との交流イベント「わいわい祭り」が、去る9月9日に開催されました。2019年以来4年ぶりの開催で、新型コロナの感染リスクを考慮して規模を縮小して再開したものですが、当日は入所者や職員のほか、地域の方々など約500人が焼きそばなどの模擬店や各種のゲーム、アトラクションを楽しみました。
このイベントの運営をサポートしているのが、都内のパチンコ店の関係者を中心とした業界有志で組織する「島田療育センターを守る会」です。センターが経営危機に陥った1975年、「我々の先輩が私財を投げうってまで願ってやまなかった福祉の火を消してはならない」という強い思いの元で立ち上がったものです。その設立以来、一度も欠かすことなく毎年行っている募金活動では、寄付金の累計が2億6千万円を超えているほか、「わいわい祭り」などの行事にも積極的に参画し、物心両面の支援活動を続けてきました。
今回もまた、守る会から70人、その他各団体から39人のパチンコ・パチスロ業界の有志が参加し、ゲームコーナーや焼きそば屋台を出店したほか、敷地内の草刈りなども手伝いました。
この「島田療育センターを守る会」のメンバーの多くは、pp奨学金の運営もサポートしています。